印刷会社に依頼するとき、「オフセット印刷とオンデマンド印刷のどちらがよいのか分からない」という方は少なくありません。
どちらが優れているというものではなく、印刷部数・納期・仕上がり・コスト・印刷内容によって適した方法が変わります。
ここでは、オフセット印刷とオンデマンド印刷の違いと、どのような場合に選べばよいのかを分かりやすく解説します。

オフセット印刷とオンデマンド印刷の違い
まず、それぞれの特徴を簡単に比較してみましょう。
| 項目 | オフセット印刷 | オンデマンド印刷 |
| 印刷部数 | 中~大量向き | 少~中部数向き |
| 初期費用 | 版の作成が必要 | 基本的に不要 |
| 1部あたりの単価 | 大量になるほど下がりやすい | 少部数でも比較的抑えやすい |
| 納期 | ある程度必要 | 短納期に対応しやすい |
| 印刷品質 | 安定した高品質 | 高品質なデジタル印刷 |
| 内容変更 | 印刷途中の変更は難しい | 1部ごとの変更にも対応しやすい |
| 在庫 | 余分に作る場合がある | 必要な部数だけ印刷しやすい |
オフセット印刷とは?
オフセット印刷は、印刷用の「版」を作って印刷する方法です。
大量印刷に適しており、会社案内、カタログ、パンフレット、チラシ、冊子など、まとまった部数を印刷する場合によく利用されています。
特に、同じものを大量に印刷する場合は、1部あたりの印刷コストを抑えやすいことが大きな特徴です。
オフセット印刷が向いているケース
- 数千部など大量に印刷する
- 同じ内容を大量に配布する
- パンフレットやカタログを継続的に使用する
- 印刷品質を重視したい
- 大量印刷で1部あたりのコストを抑えたい
オンデマンド印刷とは?
オンデマンド印刷は、デジタルデータを直接印刷する方式です。
版を作る必要がないため、少部数の印刷や短納期の印刷に向いています。
例えば、「100部だけ必要」「来週までに印刷したい」といったケースでは、オンデマンド印刷が選択肢になります。
また、1部ずつ内容を変える「可変印刷」に対応しやすいことも特徴です。
オンデマンド印刷が向いているケース
- 数十~数百部程度を印刷する
- 必要な分だけ印刷したい
- 短納期で仕上げたい
- 在庫をあまり持ちたくない
- 宛名や番号などを1部ずつ変えたい
- 内容を頻繁に更新する
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結局、どちらを選べばよい?
迷った場合は、まず印刷部数を基準に考えると分かりやすくなります。
少部数ならオンデマンド
「50部だけ必要」「100部だけ追加したい」など、必要な部数が少ない場合はオンデマンド印刷が向いています。
必要な分だけ印刷できるため、余分な在庫を抱えにくいこともメリットです。
大量印刷ならオフセット
「会社案内を3,000部作る」「イベントチラシを10,000部印刷する」など、大量に同じ印刷物を作る場合はオフセット印刷が適しています。
部数が増えるほど、1部あたりのコストを抑えやすくなります。
急いでいるならオンデマンド
納期が短い場合は、オンデマンド印刷が適しているケースがあります。
版を作る工程がないため、必要なデータが完成していれば、短納期で印刷しやすいのが特徴です。
1部ずつ内容を変えるならオンデマンド
顧客ごとに名前や番号を変えたり、地域ごとに内容を変更したりする場合は、オンデマンド印刷が便利です。
例えば、
- 宛名入りDM
- 顧客別の案内状
- 番号入りチケット
- 個別に内容を変えた資料
などに活用できます。
「安い方」で選ぶのはおすすめできない
オフセットとオンデマンドを比較するとき、単純に「どちらが安いか」だけで決めるのはおすすめできません。
例えば、大量の印刷であっても、多種類ならオンデマンドのほうが効率的な場合があります。
また、印刷物を大量に作っても使い切れなければ、余った在庫が無駄になってしまいます。
印刷単価だけでなく、「必要な部数」「在庫」「納期」まで含めた総コストで考えることが重要です。
印刷会社に相談するときに伝えること
印刷方法を自分で決める必要はありません。
見積もりを依頼するときに、
- 印刷物の種類
- サイズ
- 部数
- カラー・モノクロ
- 用紙
- 希望納期
- 製本・加工
- 内容を変更する必要があるか
などを伝えれば、用途に合った印刷方法を提案してもらえます。
エビスならオフセット・オンデマンドの両方に対応
エビスでは、オフセット印刷とオンデマンド印刷の両方に対応しています。
「少部数なのでオンデマンド」「大量なのでオフセット」と単純に決めるのではなく、部数・納期・印刷物の内容・用紙・加工・在庫などを考慮して、目的に合った印刷方法をご提案します。
「どちらの印刷方法が適しているか分からない」という段階でも、お気軽にご相談ください。
まとめ
オフセット印刷とオンデマンド印刷には、それぞれ適した用途があります。
大量印刷・同じ内容をまとめて印刷 → オフセット印刷
少部数・短納期・内容を変更する印刷 → オンデマンド印刷
というのが基本的な考え方です。
ただし、実際の印刷料金は部数だけでなく、サイズ・用紙・カラー・加工・納期などによっても変わります。
そのため、印刷方法を迷ったときは、必要な部数や用途を印刷会社に伝え、トータルのコストと納期を比較して選ぶことが大切です。
