印刷料金はどう決まる?印刷費を左右する7つのポイント
「チラシを印刷したいけれど、料金がいくらになるのか分からない」
「同じ部数なのに、見積もりによって価格が違うのはなぜ?」
「できるだけ印刷費を抑えたいけれど、どこを見直せばよい?」
印刷を依頼する際、このような疑問を持つ方は少なくありません。
印刷料金は、単純に「何部印刷するか」だけで決まるものではありません。
印刷部数、印刷サイズ、カラー・モノクロ、用紙の種類や厚さ、印刷方式、製本・加工の有無、納期など、さまざまな条件の組み合わせによって料金が決まります。
また、同じ印刷物でも、オフセット印刷とオンデマンド印刷のどちらを選ぶかによって、適した部数や費用が変わることがあります。
エビスでは、オフセット印刷とオンデマンド印刷の両方に対応し、お客様の部数や用途、納期などに応じて適切な印刷方法をご提案しています。
この記事では、印刷料金が決まる主なポイントについて、印刷を依頼する際に知っておきたい基礎知識として分かりやすく解説します。

印刷料金は「印刷するもの」だけで決まるわけではありません
印刷物の見積もりでは、一般的に次のような要素が料金に影響します。
- 印刷部数
- 印刷サイズ
- カラー・モノクロ
- 用紙の種類
- 用紙の厚さ
- オフセット・オンデマンドなどの印刷方式
- 製本・折り・ミシン目などの加工
- デザイン・データ制作
- 封入・封緘・発送
- 納期
つまり、「A4のチラシを1,000枚印刷したらいくら」という一つの条件だけでは、正確な料金は決まりません。
例えば、同じA4・1,000部でも、
「モノクロ・普通紙」と「フルカラー・厚手のコート紙」では、必要な仕様が大きく異なります。
さらに、二つ折りや冊子への加工が必要になれば、印刷以外の工程も加わります。
そのため印刷料金を考える際には、印刷単価ではなく、完成品になるまでの工程全体を見ることが重要です。
印刷料金を左右する7つのポイント
1.印刷部数
印刷料金を考えるうえで、まず重要なのが「何部印刷するか」です。
一般的にオフセット印刷では、印刷部数が多くなるほど1部あたりの単価を抑えやすくなります。
オフセット印刷では印刷前に刷版などの工程が必要になるため、少部数ではその準備費用が1部あたりの価格に大きく影響します。
一方、オンデマンド印刷は版を使用せず、デジタルデータから直接印刷するため、少部数でも対応しやすい印刷方法です。エビスでも、オフセット印刷は大部数、オンデマンド印刷は少部数に適した方法として案内しています。
ただし、重要なのは、
「何部からオフセット」「何部までオンデマンド」と一律に決められるわけではない
ということです。
印刷物の仕様や用紙、納期などによって適した方法は変わります。
そのため、印刷部数が決まったら「この部数ならどの印刷方法が適しているか」を相談することが、適正な料金で印刷するポイントになります。
2.印刷サイズ
印刷物のサイズも料金に影響します。
一般的な印刷物では、
- A4
- A3
- B5
- B4
- はがき
- 名刺サイズ
など、さまざまなサイズがあります。
例えばA4のチラシとA3のチラシでは、必要となる用紙の大きさが異なります。
また、ポスターなどの大判印刷では、A2、A1、A0などさらに大きなサイズになるため、用紙や印刷機、加工方法なども変わってきます。
エビスでは、A判・B判の各サイズに対応しており、大判印刷にも対応しています。
サイズを変更するだけで安くなることも
印刷物を設計する段階で、必要以上に大きなサイズにしていないかを見直すことも大切です。
「A3でなければならないのか、それともA4で十分なのか」
といった点を見直すことで、印刷費を抑えられる可能性があります。
ただし、単純に小さくすればよいわけではありません。
読みやすさや情報量、使用目的などを考えたうえで、適切なサイズを選ぶことが重要です。
3.カラーかモノクロか
カラー印刷とモノクロ印刷でも料金は変わります。
写真や商品の画像を掲載するパンフレット、チラシ、カタログなどではカラー印刷が一般的です。
一方、
- 社内資料
- マニュアル
- 報告書
- 業務資料
- 文書類
などでは、モノクロ印刷でも十分な場合があります。
もちろん、カラーが必要な印刷物を無理にモノクロにする必要はありません。
重要なのは、その印刷物に本当にカラーが必要なのかを考えることです。
例えば、本文はモノクロで表紙だけカラーにするなど、用途に応じて印刷仕様を変えることで、コストと見やすさを両立できる場合があります。
4.用紙の種類と厚さ
印刷料金を考えるうえで、意外と重要なのが「用紙」です。
同じサイズ、同じ部数でも、使用する用紙によって価格は変わります。
代表的な印刷用紙には、
上質紙
光沢がなく、文字を読みやすい一般的な印刷用紙です。
アンケート用紙や資料、文書など、文字中心の印刷物に適しています。
コート紙
表面に光沢があり、写真やカラー画像を鮮やかに見せやすい用紙です。
チラシやパンフレット、カタログなど、写真やビジュアルを重視する印刷物によく使用されます。
マットコート紙
コート紙よりも光沢を抑えた用紙です。
落ち着いた印象や高級感を出したいパンフレットなどに適しています。
合成紙
紙に近い質感を持ちながら、耐水性や耐久性に優れた素材です。
屋外掲示用のポスターなどに利用されます。
このように、用紙にはそれぞれ特徴があります。
「一番安い紙を選ぶ」のではなく、「用途に対して必要十分な紙を選ぶ」ことが重要です。
5.用紙の「厚さ」も料金に関係する
同じ種類の用紙でも、厚さによって価格や仕上がりの印象が変わります。
印刷用紙では「70kg」「90kg」「110kg」「135kg」など、kgで厚さを表すことがあります。
これは「連量」と呼ばれる表示方法で、原紙1,000枚分の重量を表しています。
基本的には、数字が大きくなるほど厚い紙になります。エビスのサイトでも、70kg、90kg、110kg、135kgなどを一般的な用紙の厚さとして紹介しています。
例えばパンフレットの表紙なら厚めの紙にして本文は薄めにするなど、使用する場所によって厚さを使い分けることもできます。
すべてを厚紙にする必要がない場合は、仕様を見直すことでコストを抑えられる場合があります。
6.オフセット印刷かオンデマンド印刷か
印刷料金を左右する大きなポイントの一つが、印刷方式です。
エビスでは、オフセット印刷とオンデマンド印刷の双方に対応しています。
オフセット印刷
オフセット印刷は、刷版を作成してインクで印刷する方式です。
写真や文字を精細に印刷でき、高品質な商業印刷に適しています。
特に大部数の印刷では、1部あたりのコストを抑えやすいことが特徴です。
カタログ、パンフレット、チラシ、ポスター、広報誌、会報、写真集など、幅広い印刷物に利用されています。
オンデマンド印刷
オンデマンド印刷は、デジタルデータを直接出力する印刷方式です。
版を作る工程がないため、必要な部数を必要なタイミングで印刷しやすく、少部数や短納期の印刷にも適しています。
また、印刷内容を1枚ずつ変更する「バリアブル印刷」と組み合わせることもできます。エビスでは、可変印刷を活用したDMや名簿などにも対応しています。
「大量ならオフセット、少量ならオンデマンド」だけではない
ここで注意したいのが、印刷方式を部数だけで決めないことです。
例えば、
- 内容を頻繁に変更する
- 必要な分だけ追加印刷したい
- 一人ひとり内容を変えたい
- 宛名やQRコードを変えたい
- 在庫を持ちたくない
- 短納期で印刷したい
といった場合には、オンデマンド印刷の特性がコストや業務効率の面でメリットになることがあります。
印刷物の目的や運用方法まで考えて、印刷方式を選ぶことが大切です。
7.製本・加工・封入発送など「印刷以外」の工程
印刷料金を考えるときに忘れてはいけないのが、印刷後の工程です。
例えば冊子なら、
印刷 → 折り → 丁合 → 製本 → 検品 → 梱包
という工程があります。
DMなら、
印刷 → 宛名印刷 → 仕分け → 封入 → 封緘 → 発送
という工程が必要になる場合があります。
印刷そのものが安くても、別の会社に加工や発送を依頼すると、全体として費用が高くなることもあります。
エビスでは、デザイン・データ制作から印刷、製本・加工まで対応しているほか、プリントBPOでは宛名印刷、封入・封緘、発送まで一貫して対応しています。
そのため印刷費を考える際には、
「印刷料金はいくらか」だけでなく、「完成して手元に届くまでにいくらかかるか」
という視点が重要です。
印刷料金を安くするには「安い仕様」を選べばよい?
必ずしもそうとは限りません。
例えば、数年使用する会社案内を極端に安い紙で作れば、見た目や耐久性に不満が出るかもしれません。
逆に、社内で一度しか使わない資料に高級紙や過剰な加工を施しても、費用に見合った効果が得られない可能性があります。
大切なのは、
「その印刷物に必要な品質・部数・用紙・加工は何か」
を考えることです。
そして、
品質(Quality)・コスト(Cost)・納期(Delivery)を総合的に考えて仕様を決める
ことが、無駄のない印刷につながります。
印刷料金の見積もりで伝えておきたいこと
印刷会社に見積もりを依頼するときは、次の情報を伝えると、より適切な提案を受けやすくなります。
印刷物について
- 印刷物の種類
- 仕上がりサイズ
- 印刷部数
- カラー・モノクロ
- 片面・両面
- ページ数
用紙について
- 用紙の種類
- 用紙の厚さ
- 表紙と本文の用紙
- 光沢の有無などの希望
加工について
- 二つ折り・三つ折り
- 中綴じ
- 無線綴じ
- ミシン目
- ラミネート
- その他の特殊加工
納品について
- 希望納期
- 納品場所
- 分納の有無
- 封入・封緘・発送の有無
これらがすべて決まっていなくても問題ありません。
「こういう印刷物を作りたい」という目的や使用方法を伝えるだけでも、印刷会社から適した仕様を提案してもらえる場合があります。
印刷料金は「仕様の組み合わせ」で決まります
印刷料金は、
部数 × サイズ × 色数 × 用紙 × 印刷方式 × 加工 × 納期
など、複数の条件によって変わります。
だからこそ、「印刷料金を安くしたい」という場合でも、単純に一番安い用紙や印刷方法を選べばよいわけではありません。
例えば、
- 部数を見直す
- 用紙を見直す
- 必要以上に厚い紙を使わない
- カラーとモノクロを使い分ける
- オフセットとオンデマンドを使い分ける
- 加工工程をまとめる
- 封入・発送まで一括して依頼する
など、印刷物全体の仕様を見直すことで、品質を維持しながらコストを抑えられる可能性があります。
印刷費の見直しはエビスにご相談ください
エビスでは、オフセット印刷とオンデマンド印刷の両方に対応しています。
大部数の高品質な商業印刷から、少部数・短納期のオンデマンド印刷まで、お客様の用途や部数に合わせて印刷方法をご提案しています。
また、印刷だけでなく、デザイン・データ制作、製本・加工、封入・封緘・発送まで対応できるため、印刷物が完成するまでの工程全体を考えたコストダウンをご提案できます。
「今の印刷料金が適正なのか分からない」
「もっと安くできる方法があるか知りたい」
「オフセットとオンデマンドのどちらが適しているか分からない」
「用紙や厚さをどう選べばよいか分からない」
という場合も、まずはお気軽にご相談ください。
現在の印刷物の仕様やご希望をお聞きしたうえで、品質・コスト・納期のバランスを考えた印刷方法をご提案します。
価格だけを下げるのではなく、必要な品質を維持しながら、印刷にかかるトータルコストを見直してみませんか。
