大規模施設の図面管理は「保管」から「活用」の時代へ

工場・大学・病院・研究施設の図面電子化がBCP対策と施設管理を変える

工場や大学、病院、研究施設など、複数の建物を管理している施設管理ご担当者様にとって、建築図面や設備図面は日々の業務に欠かせない重要な情報資産です。

しかし、その図面は今でも書庫に保管された紙のままになっていないでしょうか。

当社ではこれまで、多くの企業・学校法人・自治体様より建築図面の電子化をご依頼いただいてまいりました。特に複数棟を管理されている施設では、図面管理に共通した課題を抱えているケースが非常に多く見受けられます。


建物が増えるほど図面管理は複雑になる

大規模施設では、

  • 建築図面
  • 構造図
  • 電気設備図
  • 空調・給排水設備図
  • 改修履歴
  • 竣工図

など膨大な図面が建屋ごとに保管されています。

施設管理担当者は、

  • 修繕工事
  • 設備更新
  • レイアウト変更
  • 法定点検
  • 耐震改修
  • 災害復旧

など様々な業務のたびに必要な図面を探し出さなければなりません。

ところが紙図面では、

  • 保管場所が分散している
  • 必要な図面がすぐ見つからない
  • 古い図面と最新版の判別が難しい
  • 関係部署との共有に時間が掛かる

といった問題が発生します。

施設の規模が大きくなるほど、この管理コストは年々増加していきます。


古い青焼き図面は今まさに「残せる最後のタイミング」

昭和・平成初期に建設された建物では、青焼き図面を観音製本した完成図書が今でも現役で使われています。

紙は一覧性に優れ、現場でも扱いやすいため、多くの施設では現在でも紙図面が活躍しています。

しかし長年使用された図面は、

  • 紙が破れる
  • 折り目が裂ける
  • 青焼きが退色する
  • トナーが剥離する
  • 製本が壊れる

など、原本自体が寿命を迎えつつあります。

実際には「読めるうちに電子化しておけば良かった」というご相談も少なくありません。

図面は一度情報が消えてしまうと元には戻せません。

だからこそ、劣化が進む前の電子化が重要なのです。


BCP対策としても図面電子化は重要な投資

近年は地震・豪雨・水害など自然災害への備えとしてBCP(事業継続計画)の整備が求められています。

万一、

  • 書庫が浸水した
  • 火災で図面を失った
  • 建物へ立ち入りできない

といった状況でも、電子データで保管されていれば、

  • クラウド
  • サーバー
  • バックアップ媒体

から迅速に図面を復旧できます。

災害発生直後の復旧工事では、建築図面や設備図面が重要な判断材料となります。

図面電子化は単なるペーパーレス化ではなく、施設全体を守るBCP対策の一つでもあります。


製本を壊さず電子化できる「非破壊スキャン」

施設管理で保管されている図面は、黒表紙の完成図書や観音製本になっているケースが少なくありません。

一般的なスキャンでは製本を解体する必要がありますが、古い製本は解体時に破損してしまう危険があります。

当社では大型ブックスキャナによる非破壊スキャンに対応しており、

  • 観音製本
  • 完成図書
  • 黒表紙金文字製本
  • 折込図面

などを製本したまま電子化できます。さらにA0判対応の大型フラットベッドスキャナや図面専用スキャナを用途に応じて使い分けることで、劣化した青焼き図面や大型図面も高精細にデータ化しています。


電子化後は「探す図面」から「すぐ見つかる図面」へ

図面を電子化することで、

  • 建物名
  • 建屋番号
  • 図面番号
  • 工事年度
  • 設備名称

などで検索できる管理体制を構築できます。

また、

  • 保全部門
  • 設備担当
  • 設計担当
  • 工事会社

との情報共有もスムーズになり、工事準備や点検業務の効率化にもつながります。

紙を探す時間ではなく、「必要な図面をすぐ活用できる環境」が施設管理には求められています。


図面管理の専門会社だからできるご提案

当社は創業以来、自治体・メーカー・建設関連企業を中心に、図面・文書管理を数多く支援してまいりました。

大型図面や製本図面の電子化だけでなく、

  • ファイル名付与
  • フォルダ構成の設計
  • データベース構築
  • 出張スキャン
  • セキュリティ対応
  • 印刷・製本まで含めたワンストップ対応

など、施設管理業務に合わせた最適な運用をご提案いたします。文書情報管理の専門スタッフが電子化方法や保存方法についてもサポートいたします。


まとめ

施設管理では図面は「保管するもの」ではなく、「迅速に活用するための情報資産」です。

古い青焼き図面や観音製本は、年数の経過とともに確実に劣化していきます。

失われてからでは復元できない貴重な図面だからこそ、今のうちに電子化して未来へ残すことが重要です。

複数の建屋を管理する企業・学校法人・病院・工場・研究施設などで図面管理にお困りでしたら、ぜひ当社の図面電子化サービスをご相談ください。

施設管理の効率化とBCP対策を、高品質な図面電子化でサポートいたします。